2020年10月27日火曜日

HW(ヘビーウェイト)エアガンを製造する国内メーカー一覧。

今回は、トイガンの初心者向けのコンテンツとして、「HW=Heavy Weight(ヘヴィ ウェイトの略)」について紹介したいと思います。よく製品名や、製品仕様に「HW」という表記があるかと思いますが、これは先述の通り、高比重素材を使用した製品のことを指します。非HW製品と比べて、10~20%ほどの重量増しに効果があり、ズシリとした重みを体感できます。

その他、HW素材には下記のようなメリットとデメリットがあります。

メリット

・別途、ウェイトパーツの装着無しで、実銃に近い重量になる。

・ブルーイングが出来る。ただし、一般人がやるのは、個人的には様々な要因から非推奨。

デメリット

・素材の特性上、表面や質感にムラやザラつきがあったりする。

・重いスライドをブローバックで動かすため、ガスの燃費は良くない。

・タナカのジュピターフィニッシュ等の例外を除き、HW素材のメッキモデルはほとんど無い。

国内でHW素材を使用した製品を製造しているメーカーは、下記の通りです。メーカーによって、製造している製品に傾向や個性がありますので、自分の好きなメーカーを探してみましょう。

WA(ウエスタンアームズ)

WA(ウェスタンアームズ)では、現行のモデル(2020年現在)は、一部例外(主にメッキモデル)を除き、全製品にHW素材が採用されています。そのため、国内メーカーでは随一の製品数を誇ります。

KSC

国内メーカーのなかでは、HW製品が多めで、同一モデルにABSとHWの2バリエーションが存在します(M93R2やUSPなど)。

マルシン

以前は、リボルバータイプの製品や、ショットガンもHW仕様で、それらを多く扱っていました。現在はホームページのリニューアルに伴い、カタログ落ちしたのか、確認できません。

TANAKA WORKS

リボルバータイプにHW仕様製品が多く、同メーカーならではの技術として、HW素材にメッキ加工を施したジュピターフィニッシュが存在します。

その他補足

 一般的な知名度や、所有率の高い東京マルイの製品について補足しておきますと、同社は現在の製品ラインナップには、HW仕様のものはありません(2020年10月)。ただし、社外製品にHW仕様の部品が販売されていたりするので、それらに換装することによって、重量アップをすることが出来ます。ただし、その場合は、WA(ウェスタンアームズ)やKSCなどの既製のHWモデルよりも高く付くケースが多かったり、サードパティーのパーツを集めるのが大変だったりするので、カスタムするのが好きという人以外には、あまりおすすめできません。