2015年9月15日火曜日

KSC HK45スライドHW ガスブローバックエアガン レヴュー

KSC HK45スライドHW

メーカーデータ

構成

  • 種別:ガスブローバックエアガン。
  • ブローバックエンジン:システム7。
  • ノッチ対策:無し。
  • 口径:.45 Auto(ACP)。
  • ホップアップ:調整可能(付属のホップアジャスター使用)。
  • フロントサイト:ホワイトドット(左右微調整可能)。
  • リアサイト:2点ホワイトドット。
  • セフティ:左のみ。
  • スライドリリース:アンビ仕様。
  • エキストラクター:非可動(別パーツ)、赤塗料ローディングインジケーター。
  • KSC刻印箇所:フレームのスライドストップ差し込み位置。
  • その他:Oリング仕様バレル、リアルライヴ オペレーションメカニズム搭載、リアルライヴ デコッキングメカニズム搭載(ロック&デコッキング兼用セフティ)、付け替え可能なS,Mの2種類のサイズのバックストラップ付属(初期状態ではSサイズを装着)。*ただし初回生産分は、メーカー側のミスで初期状態で装着されているSサイズに加え、Mサイズではなく、Sサイズがもう一つ同封されている。

解説

 実銃のメーカーは、USPシリーズと同じ、HECKLER&KOCH(H&K)であり、同社のP30をベースに、基本的な構成、メカニズムはUSPシリーズを踏襲しています。
 KSCのUSPシリーズで特徴的であった、「ロックアウトディバイス」や、「リアルライヴ オペレーションメカニズム」、「リアルライヴ デコッキングメカニズム」といったギミックを漏れなく継承。
マガジンリリースも形状こそ違えど、トリガーガードの根元にあるので、USPユーザーなら違和感無く、HK45にも順応できるでしょう。ただ、マガジンリリース自体は大型化されており、また軽いタッチでリリースできてしまうため、誤って操作しないよう注意する必要はあるかもしれません。
 また、USP系の操作に慣れて無い人からすると、マグリリースを誤操作してしまったり、違和感を覚えるかもしれません。
 その他、USP系と同じといえば、USPの悪しき伝統となりつつある、ノッチ対策。これはHK45シリーズでも未だに施されていません。リアルな操作系と、珍しいアンビタイプのスライドリリースを有しているため、ついつい、ホールドオープンを格好良く決めたくなるので、対策が望まれるところ。現状は気安めにしかならないかもしれませんが、スライドをリリースする時は、スライドリリースとノッチ部分が削れ合わない様に扱ってあげると幾分かは良いでしょう。
 HK45ならではの特徴としては、ユーザーの手に合わせてバックストラップを交換できるようになっています。KSCはSサイズとMサイズが付属すると案内していたが、実際には初期ロットの多くでSサイズが2個付属していたようです。かくいう自分もSサイズ2個付属していました。メーカー的には少々問題が有るが、私が使用する上では、Sサイズしか使わないため問題無いです。っていうか、身長170cm前後の平均的な日本人体系で、Mサイズ以上を使う人は滅多にいないと思うのですがどうなのでしょうか。

フォトレビュー

コメント

 ノーマル版HK45の時は、KSCも競合他社に負けじと色々焦っていたんでしょうか。レビューを拝見させていただく限り、中々酷評を目にするのですが、このHW版HK45は今のところ快調そのものです。
 USPシリーズ同様、HKもサプレッサー取り付け可能なモデルや、コンパクトモデルが、シリーズヴァリエーションとして期待できますので、是非ノッチ対策をしていただいて展開していただけると嬉しいですよね。

レヴュー動画

2015年9月14日月曜日

KSC STI エントリーA1 ガスブローバックエアガン レヴュー

メーカーデータ

構成

  • 種別:ガスブローバックエアガン。
  • ブローバックエンジン:システム7。
  • ノッチ対策:有り。
  • リアサイト:ヘイニー。
  • グリップ:STI社供給ワンピースグリップ。
  • サムセフティ:アンビ。
  • KSC刻印箇所:フレームのスライドストップ差し込み位置。
  • その他:アルミ製コンプ搭載。

解説

 STIシリーズの中でも異色のカスタム・ストライクガンに次いで、近接戦闘向けに「モリス・カスタム」によって、カスタマイズされたSTIがこの「エントリーA1(正式名称?)」。
現在も同社のホームページで、ドットサイトを搭載した、「エントリーA1(アンビセフティじゃない)」の姿を見ることができ、「陰陽勾玉巴(太極拳のマークみたいな物)」と呼ばれるシンボル的な刻印も、スライド右側面のリアサイト付近に再現しています。 
 ストライクガン同様、近接戦闘向けにカスタムされており、アンダーレールは勿論の他、1911のシルエットはそのままに、フレームにはアルミ製コンプが固定されています。銃と密着された場合でも、コンプ部分であればスライド自身が後退する事は無く、射撃不能には陥りません。実際頻繁にそのような事が起こるかどうかは別として、近接戦闘向けへの対応は万全(?)ですね。
 そのコンプはフレームに2つの六角ネジです固定されており、コンプ先端までインナーバレルを覆い固定しています。KSCの商品紹介ページでは、『二点支持構造』と呼称されているこの構造が、
ブレ防止を通じて高い集弾性に一役買ってくれていることでしょう。
 一方アウターバレルは、途中括れるような形状をしており、こちらはコンプに繋がる形で固定されています。
 この「エントリーA1」は、STIシリーズでも新しい部類で、今日では当たり前になっている、ブローバックエンジンは最新のシステム7を搭載。ファイアリングピンもリアルタイプで、スライドストップ時の対策も施されています。しかし、一部のシステム7搭載のSTIシリーズで散見した、ノッチプレート周りの不具合、膨らみとでも呼ぶのでしょうか。もしかしたら、管理人の神経質さ故なのかもしれませんが、この「エントリーA1」もスライドのノッチプレートが組み込まれている周辺部分が、僅かに膨らんでいるような気がしなくもないのが気になります(;´・ω・)
フォトレヴュー
おそらくSTIエッジと同様のスライドストップの補強なので、切り欠け周辺がちょっと心配。
このファイアリングピンを見るだけで、KSCで良かったと思える出来栄え。
昔のSTIシリーズ(システム7化する前くらい)は、他メーカー同様、六角ネジ穴タイプでした。

セフティは左右両対応のアンビ。
その上の刻印は、他のSTIでは見かけませんが、陰陽の何かでしょうかね?
フレーム前方には、コンプを固定するためのネジ穴有り。
KSC刻印は、スライド内側にひっそりと。
ドブタイプのフロントサイトに、本機の特徴的なコンプ。

コメント

タッシーカスタムでも似たようなこと書いてたような気がしますが、シルエットそのままにコンプ搭載というステルス性がかっこいいですねぇ~。ただ、コンプ先端からシルバーのインナーバレルが見えちゃうので、そこは気になる人は気になるかもしれません。

レヴュー動画