2015年9月14日月曜日

KSC STI エントリーA1 ガスブローバックエアガン レヴュー

メーカーデータ

構成

  • 種別:ガスブローバックエアガン。
  • ブローバックエンジン:システム7。
  • ノッチ対策:有り。
  • リアサイト:ヘイニー。
  • グリップ:STI社供給ワンピースグリップ。
  • サムセフティ:アンビ。
  • KSC刻印箇所:フレームのスライドストップ差し込み位置。
  • その他:アルミ製コンプ搭載。

解説

 STIシリーズの中でも異色のカスタム・ストライクガンに次いで、近接戦闘向けに「モリス・カスタム」によって、カスタマイズされたSTIがこの「エントリーA1(正式名称?)」。
現在も同社のホームページで、ドットサイトを搭載した、「エントリーA1(アンビセフティじゃない)」の姿を見ることができ、「陰陽勾玉巴(太極拳のマークみたいな物)」と呼ばれるシンボル的な刻印も、スライド右側面のリアサイト付近に再現しています。 
 ストライクガン同様、近接戦闘向けにカスタムされており、アンダーレールは勿論の他、1911のシルエットはそのままに、フレームにはアルミ製コンプが固定されています。銃と密着された場合でも、コンプ部分であればスライド自身が後退する事は無く、射撃不能には陥りません。実際頻繁にそのような事が起こるかどうかは別として、近接戦闘向けへの対応は万全(?)ですね。
 そのコンプはフレームに2つの六角ネジです固定されており、コンプ先端までインナーバレルを覆い固定しています。KSCの商品紹介ページでは、『二点支持構造』と呼称されているこの構造が、
ブレ防止を通じて高い集弾性に一役買ってくれていることでしょう。
 一方アウターバレルは、途中括れるような形状をしており、こちらはコンプに繋がる形で固定されています。
 この「エントリーA1」は、STIシリーズでも新しい部類で、今日では当たり前になっている、ブローバックエンジンは最新のシステム7を搭載。ファイアリングピンもリアルタイプで、スライドストップ時の対策も施されています。しかし、一部のシステム7搭載のSTIシリーズで散見した、ノッチプレート周りの不具合、膨らみとでも呼ぶのでしょうか。もしかしたら、管理人の神経質さ故なのかもしれませんが、この「エントリーA1」もスライドのノッチプレートが組み込まれている周辺部分が、僅かに膨らんでいるような気がしなくもないのが気になります(;´・ω・)
フォトレヴュー
おそらくSTIエッジと同様のスライドストップの補強なので、切り欠け周辺がちょっと心配。
このファイアリングピンを見るだけで、KSCで良かったと思える出来栄え。
昔のSTIシリーズ(システム7化する前くらい)は、他メーカー同様、六角ネジ穴タイプでした。

セフティは左右両対応のアンビ。
その上の刻印は、他のSTIでは見かけませんが、陰陽の何かでしょうかね?
フレーム前方には、コンプを固定するためのネジ穴有り。
KSC刻印は、スライド内側にひっそりと。
ドブタイプのフロントサイトに、本機の特徴的なコンプ。

コメント

タッシーカスタムでも似たようなこと書いてたような気がしますが、シルエットそのままにコンプ搭載というステルス性がかっこいいですねぇ~。ただ、コンプ先端からシルバーのインナーバレルが見えちゃうので、そこは気になる人は気になるかもしれません。

レヴュー動画