2015年9月14日月曜日

KSC USP45 スポーター ガスブローバックエアガン レヴュー

KSC USP45 スポーター

メーカーデータ

構成

  • 種別:ガスブローバックエアガン。
  • ブローバックエンジン:システム7。
  • ノッチ対策:無し。
  • 口径:.45 Auto(ACP)。
  • ホップアップ:調整可能(付属のホップアジャスター使用)。
  • トリガー:トリガーストップ搭載。
  • フロントサイト:通常のUSPよりも大型タイプ(左右微調整可能)。
  • リアサイト:フルアジャスタブルサイト。
  • セフティ:アンビ。
  • エキストラクター:非可動(別パーツ)、赤塗料ローディングインジケーター。
  • KSC刻印箇所:フレームのスライドストップ差し込み位置。その他:Oリング仕様バレル、リアルライヴ オペレーションメカニズム搭載、リアルライヴ デコッキングメカニズム搭載(ロック&デコッキング兼用セフティ)。

解説

 KSC公式では、「USPマッチなどの派生機種の基本形」とあるように、マッチから大型スタビライザーを取り除いて、基本となるUSP.45に近づけたようなモデル。このスポーターは、H&K公式サイトの「Custom Sport」をモチーフにしていると思われますが、KSC公式の「COMBAT系列」が何を指しているのかは、自分には良く分らず(^_^;)
 このスポーターは、他のUSP.45の様な外見ですが、マッチと同じ装弾数、29発を誇ります。ちなみに、箱もUSPマッチの外箱に、スポーターのシールを上から貼り付けた形です。その他、トリガーストップもマッチやタクティカル同様、搭載しています。
 USPシリーズには、グリップ内部に安全性に配慮した、「ロックアウトディバイス」が設けられています。この仕組みは、スポーターにも搭載されており、ロックがかかると、トリガーを引けなくなる。「ロックアウトデバイス」が備わっていても、宅内で保管するのが常の自分をはじめ、お座敷シューター、もしくは収集家の方の多くがロックアウトすることは無いかもしれません。でも、使う機会が無いからって、やっぱり有るのと無いのとでは、有った方がいいですよね。気分の高まり具合が変わってきます。
 その他、USPならではの特徴として、マガジンリリースがちょっと特殊です。トリガーガードの付け根を操作するタイプになるのですが、ガヴァメントをはじめ、マガジンリリースボタンを押すことになれていると、少し戸惑ってしまうかもしれません。
 上記に加え、KSCでは当たり前のようになってしまっている、スライドを引かないとブローバックしない、「リアルライヴ オペレーションメカニズム」や、セフティでコックアンドロックする「リアルライヴ デコッキングメカニズム」を搭載しており、正に至れり尽くせりな、遊び甲斐のあるトイガンになっています。
 おまけに「リアルライヴ オペレーション」に至っては、「超上級者指向の構造」と称されており、
「俺はプロフェッショナルだぜぇ~!!カッコ良すぎるぜぇ~!!」といった具合に、所有者のちっぽけな自尊心をくすぐります。以上のとおり、色々楽しめるエアガンであり、装弾数が多いからついつい撃ちまくりたくなるシリーズですが、ノッチ対策はされていないので、気兼ねなくホールドオープンをかけることはオススメできません。ですが、USPシリーズならではの「バキャン!!バキャン!!」という擬音語が良く合う、鋭いブローバックを楽しめます。

フォトレビュー

余分にトリガーを引ききらずに済む、トリガー後ろに設けられたストップ。
トリガーストップ後ろ側。
ファイアリングピンにこだわる人には、たまらないKSCの造形。
バレルには、緑色の別パーツでOリング仕様バレルを搭載し、高精度化を再現。
トリガーガード下と、マガジンの刻印類。

コメント

 USPシリーズに限らず、KSCの大多数のエアガンに共通して言えることなのですが、ノッチ対策がされていたら、どんなに気兼ねなく撃てるだろうかとしばしば思います。とは言え、そんなことを言っていたら、キリが無いし、考えている時間も勿体ないので、極力壊れないよう優しく愛でてあげたいと思います。それと惜しむらくは、USP45XMサバイブ。HWで再版しないかなぁ。
レヴュー動画